立命館大学 柴田研究室
所属
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メンバー
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客員教授 田村 秀行
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柴田研とは?
モバイルコンピューティングとは
移動中や外出先でコンピュータを利用することをいいます.年々高機能化が進む携帯電話などは,もっとも身近にあるモバイルコンピューティング環境といえるでしょう.
我々の研究室では,近い将来に到来する我々個人が高性能な小型の計算機端末を持ち歩く社会において,様々な行動を知的に・さりげなく・優しくサポートするシステムの実現を目指しています.
記事と動画
https://youtu.be/DJq4QikHv9E
研究内容(例)
新世代モバイル映像通信フレームワーク,高度道路交通システムにおける映像の高度利用
「いつでもどこでも手軽に」複合現実感(Mixed Reality; MR)を体験可能にすることを目指します.近年は,カメラ等の様々なセンサの搭載が期待される「自動車」や「ドローン」に注目しており,多数の自動車やドローンから映像データを取得し,車両・端末間で相互利用する仕組みの実現を目指しています.また,相互利用する仕組みを活用して,周辺車両などの障害物で隠された領域を可視化するなど,応用事例の開発にも取り組んでいます.実際に自動車やドローンを使って実験することができ,作ったシステムが動いているのを生で確認することができます.
複合現実感/隠消現実感の基幹技術と新規応用開拓,ドローン関連映像技術
「隠消現実感(Diminished Reality; DR)」とは,実世界にCGを合成するMRとは逆に“不要な物体を視覚的に除去・透過”して見せる最先端の研究テーマです.DRは,体験者からの死角の可視化や,景観シミュレーションなどへの応用が期待されています.このグループでは,ドローン向けの位置合わせ手法やMRにおける映像表現手法などの基礎研究から,DR技術を活かした応用研究,過去と現在を融合するタイムラインMRの研究などに取り組んでいます.
次世代ヒューマンインタフェース(道具型デバイス,身体部位活用UI,錯覚利用型UI)
狭いコンピュータモニタに縛られたWIMP型のユーザインタフェース(User Interface; UI)を脱した,近未来のUIについて研究を行っています.具体的には,SF映画『マイノリティ・リポート』や『アイアンマン』のワンシーンに登場するジェスチャによる操作や,VR/MR空間でメニューを身体に表示する新世代メニュー,仮想の物体に触れるデバイスや,使い慣れた道具の形状やその操作感を利用した対話デバイス「道具デバイス」の設計・開発を行っています.
VR/MR視覚提示による触錯覚・自己運動感覚・身体所有感の分析・解明
VR/MR視覚提示による触錯覚の研究では,実物体に仮想物体を重畳描画し,同じ実物体でも異なる触知覚を得ることが可能ではないかと考えて研究しています. 自己運動感覚の研究では,視覚誘導性自己運動感覚(ベクション)やVRのおけるテレポートに関する研究を行っています.身体感覚の分析・解明の研究では,身体の視覚情報の変更が身体感覚に与える影響を研究しています.
論文(例)
山崎賢人,岡原浩平,木村朝子,柴田史久:画像接合技術に基づく広視野画像のための隠消現実感達成法,情報処理学会論文誌デジタルコンテンツ,Vol. 9, No. 1, pp. 34 - 42 (2021.2)
片岡佑太,奥川夏輝,橋口哲志,柴田史久,木村朝子:複合現実型視覚刺激が内容量推定に与える影響,ヒューマンインタフェース学会論文誌,Vol. 21, No. 2, pp. 225 - 234 (2019.5)